組織に入るということ

穏やかな朝のひととき 整える人生
穏やかな朝のひととき

人は、環境が変わると少し揺れる。

私はこれまで、どちらかと言えば
組織から少し距離を取る側の人間だった。

前の会社では、
社員になれば全国へ飛ばされることもあり、
対価の発生しない業務もあった。

私は納得がいかなかった。

だから最後まで、社員にはならなかった。

ボーナスは社員の10分の1程度の額だったけれど、
自分で選んだ道だったから、心は静かだった。

あの選択は、間違いではなかったと思っている。

けれど、今回は違う。

県立のとある組織。
提出書類の多さ。
丁寧で形式的なメール。
一つひとつの手続きが、きちんと積み重なっている。

私はその中に入ろうとしている。

少し前まで、

「どうすれば解雇されないか」

そんなことを考えていた。

過去に個人事業をしてきたこと。
副業禁止の職場に入るということ。

ざわつきの正体は、
“立ち位置の変化”だったのだと思う。

前は、自分を守るために距離を取った。
今回は、組織の中に身を置く。

けれどよく考えれば、
どちらも「納得して選ぶ」という点では同じだ。

説明はしてある。
理解も得ている。
確認もあった。

その上での採用通知。

ならば、あとは毎日をきちんと暮らしていくだけだ。

事業を武器にしなくていい。
敵にもしなくていい。

静かに棚に置いておけばいい。

人は、変わるのではなく、
状況に合わせて役割を引き受けるだけなのかもしれない。

今日は59点。

でも、落ち着き寄りの59点だ。

それで十分だと思っている。

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