少し前まで、一つの試験の結果を引きずっていた。
消費生活アドバイザーの試験に落ちたとき、正直に言えば未練があった。
もう少し頑張れば届いたのではないか。
向いていたのではないか。
そんな思いが、しばらく心の中に残っていた。
けれど最近になって、ふと肩の力が抜けたように思う。
もしかすると、これでよかったのかもしれない。
そう思えるようになった。
理由を探してみると、とても静かな答えに行き着く。
私は、その仕事を心から愛していたわけではなかった。
そして同時に、本当に務まるのだろうかという不安もどこかにあった。
仕事は長く続いていくものだ。
だからこそ、どこかで無理をしている道は、いつか苦しくなる。
そう考えると、この結果は後退ではなく、
方向を少しだけ整える出来事だったのかもしれない。
最近、改めて感じていることがある。
文章を書くことが好きだということ。
サイトを作り、記事を整え、言葉を重ねていく時間が、私は好きなのだ。
かつて、わずかではあったけれど収益につながったこともあった。
けれど今は、それ以上に「書くことそのもの」に静かな喜びを感じている。
これからはかつて行っていた運転職に応募し、もしご縁があればその仕事を続けながら、
変わらず文章を書いていこうと思う。
生活の土台を持ちながら、好きなことを続けていく。
派手ではないけれど、私には合っている歩き方のように思える。
遠回りに見える道が、あとから振り返るといちばん自然だった、
そんなことはきっと人生の中に何度もあるのだろう。
焦らず、比べず、ただ自分の歩幅で進んでいく。
暮らしを整えるとは、
こうして進む方向に静かに納得していくことなのかもしれない。
