今朝は、少しだけ寒さが緩んでいた。
それでも、足元ではいつものストーブが静かに部屋を温めてくれている。
冬の朝の、この控えめな暖かさが私は好きだ。
昨日はよく眠れた。
少し睡眠が足りていないと感じていたので、身体が回復しているのがわかる。
たったそれだけのことで、心の揺れも少し小さくなるから不思議だ。
応募していた仕事の書類は、もう届いている頃だと思う。
けれど、まだ連絡はない。
気にしないようにしようと思いながら、
ふとした瞬間に考えてしまう。
履歴書はこれでよかったのだろうか。
もう少し違う書き方があったのではないか。
あの経験は、あえて書かなくてもよかったのかもしれない。
考え始めると、答えの出ない問いが静かに増えていく。
けれど同時に、どこか落ち着いている自分もいる。
不思議な感覚だ。
落ち着かないのに、落ち着いている。
こんな朝は、無理に気持ちを整理しようとしない方がいいと、最近は思うようになった。
代わりに、ヨガをした。
大きく息を吸い、ゆっくり吐く。
それを何度か繰り返すだけで、身体の輪郭がはっきりしてくる。
不安が消えるわけではない。
でも、不安が少しだけ自分の隣に移動する。
抱え込むのではなく、そこに置いておく。
そんな感覚に近い。
窓からは、いつも通り朝の光が差し込んでいた。
特別な朝ではない。
何かが決まったわけでもない。
それでも、この静けさの中にいると気づく。
人生には、動く時期と待つ時期がある。
そして今はきっと、「整える時期」なのだろう。
待つ時間というと、どこか止まっているように感じる。
けれど本当は、見えないところで小さく歯車が動いているのかもしれない。
焦っても、流れは早くならない。
考え続けても、答えが届くわけではない。
だから今日も、目の前の暮らしを丁寧に過ごす。
ストーブの暖かさを感じ、
整った呼吸を忘れず、
静かな朝をそのまま受け取る。
今日も、まだ何も決まっていない。
けれど不思議と、心は穏やかだった。
待つ時間もまた、暮らしの一部なのだと思う。

