冬のまん真ん中。
今朝も部屋は、石油ファンヒーターの風がなければ過ごせない寒さだった。
都市部ではエアコンが主流らしいが、こちらではそうはいかない。
やはり冬は、石油ストーブのあの温風が必要だ。
少し乾いた音と、ゆっくり温まっていく部屋。
この感じに、毎年ほっとする。
今日はこれから経理の仕事を片付ける予定だったのだが、
朝、何気なく開いたのは、最近読み返している
向田邦子の随筆だった。
一編、また一編と読んでいるうちに、
気がつけば、もうこんな時間になっていた。
こういう朝も、悪くない。
経理の仕事が終わったら、
次に応募する職場に向けて、履歴書と職務経歴書を整えるつもりだ。
急ぐ必要はない。
慌てずに、確実に。
今日はどうしたわけか、少しお腹の調子がよくない。
でも、こういうこともある。
長く付き合ってきた自分の身体のことは、自分が一番よくわかっている。
大丈夫、いつものことだ。
特別な出来事はない。
けれど、こうして一つずつ片付け、
次に向けて少しずつ動いている。
冬の朝は、静かだ。
だからこそ、自分の足音がよく聞こえる。
慌てずに。
確実に。
今日も、前へ。

